X68000 XVIのリセットスイッチがほぼ効かなくなりました。
ギューと押すとリセットが掛かるのですが、全くもってリセットが効かない状態になりました。
そのうち押しすぎて負荷がかかり、基板のスルーホールにダメージが入るのを考え交換を決意しました。

さて?交換を決意したのですが、部品番号や合う部品が一切わからず
凄く困っておりました。

ツイッターでリセットスイッチの件をつぶやくと、かきうち様より重要な情報を頂きました。
本当にありがとうございます。




かきうち様には本当に感謝致します><
X68000の情報はワラにもすがる思いでした。

どうやらX68000シリーズ(PROを除く)ではこのスイッチで交換可能みたいです。


かきうち様の情報を元にし、早速発注を行いました。
今回発注した先は、RS様に発注する事にしました。

部品は2~3日で届きましたので、個人取引でも最速かと思います。
ただ少々送料が高い気がします。


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部品名と部品番号はこちらになります。

部品名称
Alps Alpine タクタイルスイッチ SPST-NO スルーホール 12 x 12 x 4.3mm
タクトスイッチ、シャープフィーリン

部番番号
メーカー型番:SKHCBFA010
RS部品発注番号:119-2015


他店購入する際にも、是非ご活用下さい。

こちらでは最小発注単位は、5個になります。
お店で売っておりましたら、是非1~2個確保しておくと良いかもです。





届いた部品を組み込んで見る




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届いた部品を実際に寸法をあわせてみると、大きさもばっちりで組み込むのが、凄く楽しみになります。 INTERRUPTスイッチとリセットスイッチは同じスイッチですので、向きを変えれば全く同じ向きになります。

早速X68000 XVIの整備を行っていきます。


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右扉を開け、拡張ポートの基板・2Mメモリー基板・グラフィック基板等々を外していきます。
主にネジを外し、上に持ち上げると抜く事ができます

このXVIは改造しましたので、電池が表に出ております。

プロセスから伸びてる謎の配線は 33MHz用の配線となります。
板金類は錆びておりましたので、全て耐水ペーパーでヤスリがけをしました。

表面基板類を全てはずしますと、メイン基板が見えてきます。

ネジ類は長さは各所違います。
プラスティク専用のネジもありますので、どこがどこなのかマーキングシール又は
写真等々を取って置くと良いと思います。



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ボタンのある場所は上部のこの位置になります。
システム基板全体を引き抜かないと作業が出来ません
なにか?台の上に乗ってる模様です。

作業性が凄く悪いです。

手前の訳の分からないスイッチは33Mhz用のスイッチとなりますが、既にもう使わないと決めたので封印をしました。



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上カバーは後ろ側に引き抜く形で、抜くことが出来ます。
私のサイトにはこの上カバーを加工する事で、カバーケースを簡単に開ける方法が掲載されていますので是非そちらもご覧下さい。

スイッチをよく見ると、リセットが凄く使われている形跡があり摩耗が酷いです。





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上部の乗ってる基板類を引き抜いた後になります。
システム基板がシールド版により保護されています。
このシールド版は柔い鉄板になっており、下手に基板に接触するとアースしてしまい、起動トラブルになる恐れがあるので、要注意となりますので十分注意してください。


ネジとケーブル2本を外し、後ろを持ち上げながら引き抜くという酔狂な抜き方をします。
角度は20度位持ち上げ、後ろに引き抜きますがこれまた取れない

何か当たってる感じ?の様に思えますが何も当たっておらず、ほんと焦りますがゆっくり後ろ側に引き抜く力で引張だします。


最新の注意を払いながら抜いて下さい。






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抜き終わるとこの様になりますが、何が当たっていたのか?不思議なくらいスッカラカンです。
強化プラのケースで構成されていますが、抜く時は優しく抜いてください。
入れる時も無理せず、当たりを確認しながら入れてください。






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引き抜いた基板と、スイッチを並べてみました。
大きさ形状共に全く同系統となり、遜色なく組み込む事が可能みたいです。




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ハンドハンダ吸い取り器を使い、引き抜き完了した古いスイッチになります。
どうやら?土台と一緒になっているみたいです。




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どうやら、土台にハマっているだけの様に思えます。
後ろから押し出す感じがします。

私は判らずマイナスでこじって、引き抜いてしまったので土台の穴が広がりガバガバになってしまいました。

後ろから押し出す方法が、良いかと思います。




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分離後になります。
構造が分からなかったので、こじって開けてしまいました。
知っていればもっと上手に、作業が出来ると思います。

今回は両面テープがなかったのですが、新品つける際は両面テープ固定でも良いのかと思いました。
次回交換になったら両面テープで固定にします。

次の交換までは軽く10年以上持ちそうな気配もします。



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左が旧ボタン 右が新ボタン
形状含め全てが当時と同じです。




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私は、少しガバガバになりましたので、使わない足を折り曲げハズれない様に考えました。
まぁ今回はこれで良しとします。
簡単に外れる様なら両面テープもありかと思います。





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新品をハンダ付けを行いました。
一人で作業するかと思いますので、何かに立て掛けながらハンダを行うのが良いかと思います。

ハンダは下手くそでスミマセン



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テスター使い、導通チェックを行いました。
両側にテスター棒を当て、スイッチが押された時に導通が出ているかチェックを行いました。
スイッチを軽く押すだけで、直ぐに反応をし効果良好です。

これが本当のリセットボタンの効きかと思います。


さて本体カバーに組み込みを全て行い、起動チェックを行いました。
電源を入れるまでは本当にドキドキものでしたが、無事に起動をしました。

リセットスイッチを押すと、感動するほど凄く反応が良いです~♪
分解出来る人には、部品交換をオススメ致します。

高価なX68000を壊してしまうと怖い人は、無理せず出来る人にお願いをしましょう。
無理すると分解で壊れます。

もし分解組み立て後に起動時にバスエラーが発生した場合には、SRAMクリアーを行ってください。
SRAM電池が他にショートするとSRAM領域が壊れる為に起こる現象です。
電源を入れ起動まですれば、SRAM領域の回復で治ると思います。


最後に、当ブログを読んでX68000を整備を行って破損や壊してしまっても、当ブログでは一切責任を取りません完全自己責任でよろしくお願い致します。





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